知的書評合戦「第4回ビブリオバトルin八戸」

 「ビブリオバトル」はお気に入りの本を持ち寄って紹介し合い、みんなで一番読みたくなった本を選ぶ新しい書評会です。
 4回目となる「ビブリオバトル IN 八戸」では、高校生から一般までの3部門で予選会を勝ち抜いた発表者が決勝戦に進み、“全世代対決”で青森、岩手の「チャンプ本」を決定します。

第4回ビブリオバトルin八戸 決勝戦の様子
チャンプ本は宮澤さん発表の「植物図鑑」(2017/11/05)
 知的書評合戦「第4回ビブリオバトルin八戸」の決勝戦が11月4日、八戸市のデーリー東北新聞社6階メディアホールで開かれた。高校生、大学生、一般A、Bの各部門で予選を勝ち抜いたファイナリスト4人による対戦を制し、八戸市の八戸学院大短期大学部1年宮澤日向子さん(20)の「植物図鑑」(有川浩著)がチャンプ本に輝いた。準チャンプ本には青森市の会社員千田哲史さん(59)の「注文の多い料理店(序)」(宮沢賢治著)が選ばれた。
 発表者は5分の制限時間内で、自身のエピソードを交えたり、お気に入りのフレーズを引用しながら、お薦めの本の魅力をたっぷりとアピール。観戦者が「一番読みたくなった本」に1票を投じた。
 チャンプ本を獲得した宮澤さんは「大好きな本をたくさんの人に伝えたい」と登壇し、植物の名前に思い出を刻んで距離を縮める主人公の恋模様を紹介。トロフィーを手に「部屋の一番見える所に飾る」と笑顔を見せた。
 準チャンプ本の千田さんは「会場に向かう電車の中でも練習してきた。選ばれてびっくりした」と感想を述べた。
 決勝の前には、特別ゲストとして招かれたノンフィクション作家・佐々涼子さんの基調講演があった。
 東日本大震災で津波にのみこまれ、稼働停止となった日本製紙石巻工場(宮城県石巻市)が復興に向けて尽力する様子を追った「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている」の取材体験や本の内容を紹介。「ノンフィクションは一生懸命生きてきた人の証し」と作品の魅力を語った。
【写真説明】
発表者がお薦めの本の魅力を語ったビブリオバトル=4日、八戸市のデーリー東北新聞社6階メディアホール
決勝戦 特別ゲストにノンフィクション作家の佐々涼子さん
 デーリー東北新聞社と八戸学院大は、11月4日に開かれる「第4回ビブリオバトルin八戸」決勝戦の観戦者を募集する。観戦無料で、定員200人。申し込みの締め切りは10月31日(当日消印有効)。当日は、ノンフィクション作家の佐々涼子さん=写真=が特別ゲストとして出演する。
 佐々さんは2012年、「エンジェルフライト国際霊柩(れいきゅう)送還士」で第10回集英社・開高健ノンフィクション賞を受賞。東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場の復興を描いた作品もある。

【ゲスト略歴・ささ りょうこ】
 1968年神奈川県横浜市出身。早稲田大学法学部卒業。日本語教師からノンフィクションライターに転身。2012年『エンジェルフライト国際霊柩送還士』で第10回集英社・開高建ノンフィクション賞を受賞。2014年に刊行された『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている―再生・日本製紙石巻工場』は東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた日本製紙石巻工場が、苦難の末に復興するまでを描いたノンフィクション。そのほかの著書は『ミケと寝損とスパゲティ童貞―サクラの国の日本語学校』『駆け込み寺の男―玄秀盛―』などがある。


11月4日(土)決勝戦 観戦者を募集
 決勝当日は午後1時開始。佐々さんは基調講演や、決勝の講評を行う。
 希望者は往復はがきに郵便番号、住所、氏名(以上は返信用にも)、年齢、職業、電話番号を記入。〒031―8601(住所不要)、デーリー東北新聞社ビブリオバトル係=電話0178(44)5111=へ。1人1通まで。定員になり次第、締め切る。
 電子メールでの応募も可。アドレスはbiblio@daily-tohoku.co.jp


【予選会】決勝進出4人決定、18人が本の魅力を熱弁 (2017/09/17)
 知的書評合戦「第4回ビブリオバトルin八戸」の予選会が16日、八戸市のデーリー東北新聞社と「はっち」で開かれた。四つの部門に分かれて行われ、出場者が壇上で、お薦めの本を手にしながら「ぜひ読んで」と熱弁。会場から広い支持を集めて各部門の「チャンプ本」獲得した4人は、11月4日に本社6階メディアホールで開かれる決勝戦に出場する。
 本社と八戸学院大の共催で、高校生、大学生、一般A、一般Bの各部門に青森、岩手両県から計18人が出場。制限時間5分間で、小説やビジネス書など思い入れのある本について、感想や実体験を織り交ぜながら魅力を語った。
 チャンプ本は、会場に集まった発表者と観戦者による投票で決定。来場者は発表に聞き入り、各部門の終了後に「読んでみたい」と思った本に1票を入れた。
 決勝戦は部門を統合した“全世代対決”で、ナンバーワンのチャンプ本を決める。
 各部門のチャンプ本獲得者は次の通り。(敬称略。氏名、年齢、市町村、タイトル、著者、出版社)
 ▽高校生=野崎未来(17)・二戸市、「『虹の橋』で逢おうね 愛する動物たちとの再会の時に」(イーグルパブリシング編集部、イーグルパブリシング)▽大学生=宮澤日向子(20)・八戸市、「植物図鑑」(有川浩、幻冬舎)▽一般A=千田哲史(59)・青森市、「注文の多い料理店(序)」(宮沢賢治、新潮文庫)▽同B=岩崎真梨子(32)・八戸市、「仕事は5年でやめなさい。」(松田公太、サンマーク出版)
【写真説明】
出場者がお薦めの本の魅力を熱く語ったビブリオバトル=16日、デーリー東北メディアホール


日程について
決勝戦
●日時
2017年11月4日(土)13:00〜
●場所
デーリー東北新聞社 6階メディアホール
●内容
特別ゲストによる講演(予定)、決勝戦、表彰式
※観戦は申し込み制です。応募方法は予選会終了後、デーリー東北と公式ホームページなどでお知らせします。
【主催】
デーリー東北新聞社、八戸学院大学
【特別協賛】
日本製紙
【協力】
八戸市、八戸テレビ放送、BeFM
【後援】
ビブリオバトル普及委員会、青森県教育委員会、青森県図書館連絡協議会、青森県学校図書館協議会、岩手県教育委員会、岩手県図書館協会、岩手県学校図書館協議会
八戸学院大学 ウェブサイト
地域連携研究センター ウェブサイト
ビブリオバトル普及委員会 公式ウェブサイト
特製ビブリオタイマーを公開
発表者・紹介本が表示可能/北奥羽決戦で使用
 「ビブリオバトルin八戸」決勝戦で使用した特製ビブリオタイマーを公開します。フリーソフトですので、どなたでも使用できます。
 最大の特徴は、発表者の名前と紹介本のタイトルを表示できる点です。text内のdataであらかじめ発表順ごとにリストを作成しておけば、カウントダウン時に自動で表示されます。また、リストを一括表示することも可能です。
 カウントダウンの時間はプレゼンタイムが5分、ディスカッションタイムは2分と3分を選択できます。連続してカウントダウンすることもできます。
 詳しい使用方法は、readmeをご覧ください。問い合わせは電子メールで、biblio@daily-tohoku.co.jp
特製ビブリオタイマー ダウンロード
※Google Chromeを使用した場合、一般的でないダウンロードの警告が出ますが、そのまま継続してください。
SNSでも情報発信中!!
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過去のビブリオバトルin八戸


ビブリオバトルとは?
 発表者がお薦めの本を持ち寄って紹介し、観客が「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票して、「チャンプ本」を決める書評コミュニケーションゲーム。発表は1人5分間で、その後2〜3分間の質疑応答を行う。「ビブリオ」は「本」の意味。2007年、京都大学が発祥の地。
「ビブリオバトルin八戸」のルール
■発表する本のジャンルは問わないが、コミックと雑誌は除く。
■発表は紹介する本のみで行い、原稿を持ち込んだり、レジュメやパネルなどは使用しない。本への付箋の貼り付けは認める。
■発表は5分を使い切る。
■発表後の質疑応答では、発表内容を批判するようなことはせず、発表の追加説明を求めたり、「どの本が読みたくなったか」を判断するための材料について聞く。
■投票の基準は「どの本が読みたくなったか」であり、知り合いや身内などの理由で投票は行わない。
■発表者は自分が紹介した本以外を選んで投票する。
■チャンプ本が複数となった場合は決選投票を行う。
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