北奥羽将棋名人戦
デーリー東北

北奥羽将棋名人戦

中川名人が初防衛(2018/10/14)

 第44期北奥羽将棋名人戦(デーリー東北新聞社主催)決勝3番勝負が13日、八戸市の更上閣で行われ、中川滉生名人(八戸市)が挑戦者の蛯澤俊太四段(青森市、造道中2年)を2連勝で下し、初防衛に成功。通算2期目の名人位を獲得した。
 2局とも蛯澤四段が先攻し、中川名人は受けながら反撃のチャンスをうかがう展開。第1局は形勢不明の攻防が続いたが、終局直前に中川名人が混戦を抜け出して先勝した。第2局は終始中川名人のペース。持ち味の丁寧な指し回しで、蛯澤四段に付け入る隙を与えなかった。
 自身5回目の決勝を、初めて防衛戦として戦った中川名人は「相手は勢いに乗っているので、防衛を意識しないように心掛けた。先勝して、第2局は伸び伸び指せた」と安堵(あんど)の表情。来期に向けては「しっかり準備して、いい内容の将棋を指したい。その結果として防衛できれば」と語った。
 敗れた蛯澤四段は「積極的に戦ったつもりだが、あと一押しが足りなかった。勝機があった第1局を落としたのが痛かった」と振り返った。
【写真説明】
蛯澤俊太四段(右)を退け、初防衛を果たした中川滉生名人(左)=13日、八戸市の更上閣