北奥羽将棋名人戦
デーリー東北

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中川五段(八戸出身)新名人 北奥羽将棋名人戦決勝(2017/10/15)

 第43期北奥羽将棋名人戦(デーリー東北新聞社主催)の決勝3番勝負が14日、八戸市の更上閣で行われ、挑戦者の中川滉生(こうせい)五段(八戸市出身、岩手県立大4年)が鈴木雄貴名人(青森市)を2連勝で下し、初の名人位を獲得した。
 中川五段は、名人位に通算10期在位した慧梧(けいご)六段(八戸市出身、埼玉県草加市在住)の弟。大会史上初めて、兄弟でタイトルを手にした。
 粘り強さに定評がある両者の対戦は、2局とも鈴木名人が趣向を見せ、中川五段が追随する展開に。形勢不明の長期戦となったが、終盤で好機をものにした中川五段が制した。
 4回目の決勝で念願の名人位を手にした中川五段は「未経験の形に持ち込まれ、苦しい戦いだった。ずっと目標としていたタイトルだけに、今回の優勝は格別」とうれしそうな表情。来期に向けては「防衛を意識せずに戦い、兄の記録を目指したい」と意欲を見せた。
 敗れた鈴木名人は「用意した作戦をぶつけたが、勝ちに結び付けられず残念。勉強し直し、また挑戦したい」と巻き返しを誓った。
【写真説明】
鈴木雄貴名人(右)を破り、初の名人位を獲得した中川滉生五段=14日、八戸市更上閣