第36回八戸うみねこマラソン 〜潮騒路を駆ける〜

第36回八戸うみねこマラソン
〜潮騒路を駆ける〜

 第36回八戸うみねこマラソン全国大会(デーリー東北新聞社、八戸市陸上競技協会主催)は5月14日、八戸水産公社前を発着点に開催される。青森県内外から過去3番目に多い6062人がエントリー。家族や友人との思い出づくり、自己最高タイムの更新など、参加者はさまざまな思いを抱き、ゴールを目指して潮騒路を駆ける。間近に迫る号砲を前に、気合十分のランナーを紹介する。

駅伝に向け体力づくり(2017/05/12)

本番を待ち望む蛯沢小陸上部のメンバー
■ 蛯沢小陸上部(東北)
 東北町立蛯沢小の陸上部から部員7人が挑戦する。6月末の青森県小学生駅伝大会に向けた体力づくりのため希望者を募り、昨年から参加している。種目は全員が小学生3キロ。昨年も参加した本間美優(みゆう)さん(11)=6年=は「風が吹いて涼しいし、つらくない」と完走に自信を見せる。
 美優さんのほか、参加者は蛯沢心遥(こはる)君(11)=6年=、本間瑠那(るな)さん(10)=5年=、蛯沢祈莉(いおり)さん(9)=4年=、蛯沢理史(りひと)君(8)=3年=、尾ケ瀬心羚(みれい)さん(7)=2年=、蛯沢碧音(あおね)さん(7)=2年=。平日は放課後の1時間半、休日は2時間以上の練習を積んで、本番に備える。
 心遥君は「脚が速くなりたい」と今年4月に入部した。大会の参加も初めてだが「歩かないようにして、少しでも良いタイムを出せるよう頑張る」と意気込んでいる。

楽しく全員完走目指す (2017/05/12)

「楽しく走りきる」をスローガンにして大会に臨むメンバー
■ 八戸パイレーツジュニア(八戸)
 八戸市のアイスホッケーチーム「八戸パイレーツジュニア」(番澤伸児代表)は4歳から小学6年生の男女21人で3キロタイムなしに出場する。スローガンは「楽しく走りきろう」。日頃の基礎練習などの成果を生かし、全員で完走を目指す。
 体力試しやチーム内の交流を目的に、10年以上連続して出場している。週3回の練習で1・5キロのランニングをしているほか、当日は保護者6人も参加してサポートを行うなど、準備は万端だ。
 3回目の出場となる主将の古戸凛君(11)=市立根城小6年=は「初めて出た時は走り切るのがつらかったけれど、だんだん体力が付いてきた。楽しみたい」と意欲満々。
 中居林小3年の久保悠君(8)は「全力を出して、みんなより早く完走したい」と張り切っている。

社員、家族 交流の場に (2017/05/11)

本番に向けて気合十分な八戸通運の社員
■ 八戸通運(八戸)
 2003年から毎年出場している八戸市の八戸通運から、社員とその家族計42人がエントリー。うみねこマラソンは社員の交流の場として定着しており、おそろいの黄色いTシャツと帽子を身に着け、ゴールを目指す。
 参加者は初心者からベテランまで幅広く、年々増加。チームの仲が良く、毎年みんなで応援し合いながら汗を流している。種目は3キロからハーフまでさまざま。各人が目標を掲げ、レベルに合わせたコースに挑む。
 学生時代、運動部に所属した経験のない川村真由さん(26)は3キロタイムなしに出る。「気付けば3年目の参加。楽しく走りたい」とにっこり。5キロを走る出川雄人さん(27)は、小学生以来約20年ぶりの出場だ。「家族と走っていた思い出深い大会。少しでもいいタイムを出したい」と本番を待ち望む。

新商品のおつまみPR (2017/05/11)

開発したゴボウの新商品を手に張り切る金渕良子さん(左)と夫勝憲さん
■ 「空飛ぶごぼうPROJECT」(三沢)
 三沢市が生産量日本一を誇るゴボウの加工品開発に取り組む会社「空飛ぶごぼうPROJECT」。代表の金渕良子さん(45)=同市三沢堀口=は夫の団体職員勝憲さん(47)ら家族5人で5キロに挑戦、そろいのTシャツ姿で3月から売り出した新商品のおつまみをPRする。
 金渕さんは八戸市湊出身だが、夫が転勤族で県外生活も長かった。県内に戻り昨年、家族に誘われて大会に初参加。沿道の景色を堪能し、地元の魅力を再発見した。「楽しみを求める人たちで故郷がにぎわっているのもうれしい。自分もそれを味わいたい」とほほ笑む。
 新商品には規格外品を加工して磨き上げ、世に送り出そうという熱意を込めた。行政や多くの個人に支えられ改良を重ねながら完成させた労作で「地元でも愛される商品に育てたい」と意気込む。

ゼッケン1「声掛けて」 (2017/05/10)

ゼッケン1を着けて走る篠原貴久さん(左)と長男歌君
■ 篠原貴久さん、歌君親子(八戸)
 八戸市内で接骨院を営む篠原貴久さん(39)は念願だったゼッケン「1」を背負って走る。今回で8回目の出場。大会を通じて患者さんと再会するのが楽しみの一つで、「今回は見つけてもらいやすい」と大会当日を心待ちにしている。
 ゼッケンはハーフ男子39歳以下の部から部門別に、申し込み順に振り分けられる。毎回、1番を狙っていた39歳の篠原さんにとっては今回がラストチャンスだっただけに「ついに来た!」と喜びもひとしおだ。
 時間があれば県外のマラソン大会にも出場するが、「自然の中を走れるうみねこマラソンが一番。友人にも参加を勧めている」とすっかり潮騒路のとりこ。今回は、箱根ランナーになるのが夢という長男歌君(7)が初挑戦する。「息子が先にスタートするので、いいバトンを受け取りたい」と息子の力走を願っていた。

励まし合い完走目指す (2017/05/10)

全員完走を目指す浪岡真嗣さん(後列右)、泰史さん(同左)と子どもたち
■ 浪岡さん一家(八戸)
 八戸市の浪岡真嗣さん(34)と弟泰史さん(33)はそれぞれ2人の子どもと参加。家族全員で完走を目指している。
 元陸上選手の真嗣さんは休日に長男直継君(9)、長女知聖さん(7)と球技や水泳にも挑戦するスポーツ一家。
 長距離が得意で、小学生3キロに出場する直継君は「50位以内に入りたい」と気合十分だ。
 泰史さんは「励まし合いながら走りたい」と次男信成君(5)と一緒に3キロタイムなしに参加する。2人とは別に、小学生3キロに出場する拓生君(7)は「最後まで走れるかな」と不安そうだが、「諦めないで頑張る」ときっぱり。
 前回のタイム超えを目標に早朝ランニングに励み、当日への準備を怠らない真嗣さん。「子どもの頑張りに負けないように」、親として手本となるような走りをするつもりだ。