再生 十和田観光 (1)開発の代償(2016/02/01)
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再生 十和田観光
―国立公園80周年―

 十和田八幡平国立公園の十和田八甲田地域が1936年2月1日に「十和田国立公園」として指定されてから、2月1日で80周年の節目を迎えた。観光再生への模索が続く十和田八甲田地域の課題と展望を探る。

(1)開発の代償(2016/02/01)

十和田湖を象徴する「乙女の像」を写真に収める観光客=2015年7月
 十和田湖を象徴する高村光太郎作の「乙女の像」を訪ね、写真に収める観光客。その後ろでは遊覧船が優雅に湖上を進む。穏やかな十和田観光の一こまだ。美しい景観とは裏腹に、近くの休屋の目抜き通りは、休廃業したホテルや食堂が並び、景観を損ねている。
 国立公園として“傘寿”を迎えた十和田八甲田地域。近年の旅行スタイルの変化に加え、2011年の東日本大震災による打撃から、観光客は震災前の水準に回復しておらず、多くの課題を抱え、自然景観を生かし切れない状況に陥っている。
 青森県観光客入込統計によると、2014年の国立公園十和田地区の観光客は192万人。震災が発生した11年に風評被害もあり、161万人まで落ち込んだのに比べると、回復傾向にあるとはいえ、震災前年(10年)の234万人には戻っていない。
 この統計は10年に集計方法が変わったため、単純に比較できないが、十和田地区の観光客が300万人を超え、にぎわいを見せたのは03、04年。以降、景気が後退して団体旅行が減少するとともに、個人旅行を取り込む対応も遅れた。観光客が減少する中、震災が追い打ちを掛けた。
 05年度は湖畔休屋地区の宿泊施設や商店、売店が50件以上も営業していた。それが13年度には30弱に急減。観光地の基盤が縮小し、休廃業施設が負の遺産≠ニして重くのしかかる。「開発の代償」は大きいと言わざるを得ない。
 宿泊客の全体の収容数は大きく落ち込み、繁忙期にはすぐに満員になりやすい課題も浮上している。さらに、経営側は、繁忙期に合わせてスタッフの雇用や施設の整備を維持する必要があり、閑散期の宿泊客の確保も重要となる。
 十和田湖国立公園協会理事長で、休屋で最も規模の大きいホテル・十和田荘の中村秀行代表は「5月の連休明けから8月ぐらいまでの観光客が、震災前の水準に戻らないのが痛い」と厳しい表情を浮かべる。
 青森県や環境省などと共に、十和田湖観光再生行動計画を策定し、観光振興に取り組む十和田市。横道彰観光商工部長は「余暇の時間を持つ中高年層に平日の利用を期待したい。旅行会社の協力を得て、冬のツアーを増やせないかと思っている」と話す。

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