人馬一体 武技巧み「騎馬打毬」(2016/08/03)

人馬一体 武技巧み「騎馬打毬」(2016/08/03)

巧みな馬術で激しい攻防を繰り広げた加賀美流騎馬打毬=2日午後2時20分ごろ、八戸市の長者山新羅神社
 八戸三社大祭は中日の2日、八戸市の長者山新羅神社で、約190年の歴史がある伝統武芸「加賀美流騎馬打毬(だきゅう)」が開かれた。狩り装束を身にまとった騎馬武者が、古式ゆかしい武技を披露。馬場の土手を埋め尽くした観客を魅了した。
 騎馬打毬は八戸のほか、宮内庁と山形市のみに残る。加賀美流は藩政時代の古式馬術を受け継いでいるのが特徴。青森県無形民俗文化財にも指定されている。
 太鼓と鐘の音が試合開始を告げると、赤白4人ずつに分かれた騎手は、「よおー!」と勇ましい掛け声。2メートル以上ある網の付いたつえを使って毬(まり)を奪い合い、約20メートル先にある毬門(ゴール)へと投げ入れた。
 全国的にも珍しい武技とあって、会場にはカメラを持った大勢の見物客が。気迫あふれる妙技、馬と一体となった巧みな手網さばきに歓声を上げた。
 この日は山車の夜間運行もあり、ライトアップされた“時代絵巻”が中心街を練り歩いた。八戸観光コンベンション協会によると、入り込み数は昨年より5万人少ない17万人だった。
 【お還(かえ)り】神明宮、長者山新羅、おがみの3神社の神輿(みこし)行列と全27台の山車が合同運行。午後3時に八戸市鍛冶町を出発し、中心街を練り歩く。市庁前市民広場で開催中のおまつり広場は午前11時から午後9時まで。